安藤裕子 『ドラマチックレコード』 レビュー&セルフライナー

『ドラマチックレコード』は、
今も安藤裕子ミュージックには欠かせない
宮川弾作曲の楽曲。

安藤さんの楽曲の中で好きな曲
上位に挙げる人も多いのではないだろうか。
彼女の代表曲の一つと言っても良いかも知れない。

個人的には楽曲ももちろん好きであるが、
安藤さんが初めて監督したPVが大好きである。
雰囲気・衣装・髪型・メイキャップ全てが素敵だ。

また、この楽曲は、自分がヘッドフォン・イヤフォンの
試聴をする時の基準曲の一つにしている。
イントロの枯れた感じが
どれくらい表現されているかを聴いている。


and do,record.(CCCD)

and do,record.(CCCD)


〈セルフライナー(word by 安藤裕子)〉

これは(作曲者である)宮川(弾)さんが
私のビデオとか観て、
こういうイメージが合いそうじゃないかって
書き下ろしてくれた曲。
最初はどうしようって
思ったところもあったんだけど、
でも彼が与えてくれた演出の中で
自分がある程度演じるということは、
面白いことだなって思えて。
ただやっぱり歌詞は難しくて、
ふつうのラブラブの歌を書こうとしたら
文章的にどうしてもつまんなくなりがちで。
でも試行錯誤でいろいろやって、
レコーディングを終えてみたら
一番成長していい曲になりましたね。



Q これって,
初めての自分以外の曲じゃないですか?

A そうですね。
今までも人の書いた曲のデモを
録ったりってあったんですけど,
なんかしっくりこなくて。
でもこの曲は
一番最後にレコーディングが終わったとき,
ものすごく成長したなって思えたんですよ。

Q 歌詞がまたキュートに
突き抜けている感じでよいですね。
何かイメージとかあったんですか?

A これは凄くほのぼのした可愛い
ラブラブソングにしようっていうのは
ありましたね(笑)
「こいつう(コツン)」「てへへ」みたいな(笑)。
なんか少女マンガっぽい感じの
世界観にしたいっていうのが
なんとなくあったんですよね。
歌詞は普通の感じだと
つまんない気がするんです。
かといって変な歌詞が似合うような
メロディーでもないし・・・。
普通の他愛もないことを歌っているんですけど,
ところどころ癖みたいなのが出ればよいかなって
思いながら書きましたね。
多分,宮川さんがある意味私を
一人の役者さんと捉えて
与えてくださった曲だと思うんですよね。
「この人こんな感じが似合うんじゃないかな」って。
だからそれに答える歌詞が
今回出来たんじゃないかなって
勝手に思ってますね。