安藤裕子 『The Still Steel Down』 レビュー&セルフライナー


今回は、『The Still Steel Down』。

The Still Steel Down

The Still Steel Down


とても力強い重厚なロックバラード。
初期のバラードの中でも出色の作品ではないだろうか。
最近のライブでもよく歌われているので、
安藤さん自身もお気に入りなのかな。
ライブでのアウトロ部分のアレンジがとても素敵で大好きです。
全然違うんだけど、何故かいつも
U2の『With or Without You』を連想してしまいます。


〈セルフライナー(word by 安藤裕子)〉

私としては、今年第2弾のミニミニ・アルバムって言ってるんです(笑)。
ちょっと重めで大きいタイトル曲があって、
ゆったりしたカバー曲で驚かして、
3曲目でゆっくりさようならっていう流れになってますね。

言葉の韻や音触りは力強いけど、内容的には冷静な部分があって、
温度の低い曲だったんです。
でも、レコーディングしてみたら、それぞれの演者の熱を帯びて、
ロック色の強いバラードになって。
歌も感情も強くなってるから冷静さは薄く感じるかもしれないけど、
全体的な意味合いとしては、表面的には冷静でいようとしながら、
内側にはずっしりした熱がこもったナンバーだと思いますね。

どう語っていいかわからない壮大な曲。
自分自身はちっちゃい人間なんですけど、知らぬ間に曲に追い越され、
人生を達観したような大きな曲に育ってますね。



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