唄い前夜
昨日街中に普通に鷹匠がいてびっくりしました。
しかも、すごく若い女の人(女の子といってもよいくらい)
2009年に発売された「THE BEST」の初回特典?に
「唄い前夜」という小冊子が付いています。
- アーティスト: 安藤裕子
- 出版社/メーカー: カッティング・エッジ
- 発売日: 2009/04/15
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (78件) を見る
安藤さんのデビューに至る経緯や、
家族のことなどを安藤さん自身が綴った
短い自伝のようなものですが、
私はこれを初めて読んだとき、
胸のあたりが「ぞわぞわ」っとしたのです。
この「ぞわぞわ」というのは、
うまく伝えられませんが、
「楽しい」とか「悲しい」とか
もちろん「気持ち悪い」
といったものとはちょっと違って、
一番近い感情は「不安」でしょうか。
高校の時の古文の先生が、
「感動」というのは、
文字通り「心が(物理的に)動く」ような状態であって、
英語でいうと「touched」、
つまり、心に直に触れられる状態をいうのだから、
本来決して気持ちの良い気分でも、
軽々しく頻繁に起きることでもないんだ
というような趣旨のことを言っていました。
(すごく若いイケメンなんですが、
お姉言葉で話すという強烈なキャラクターの先生でした)
私のいう「ぞわぞわ」が、
先生の言う本当の意味での「感動」なのかはよく分かりませんが、
安藤さんの書く文章には何かがあるのではないでしょうか。
おそらく(PNとかを使っていなければ)、
安藤さんがそれなりにまとまった量の文章を
公表したことはないと思いますが、
安藤さんが書かれたエッセイや小説なんかを
読んでみたいなぁと思う今日この頃。
T.