唄い前夜

昨日街中に普通に鷹匠がいてびっくりしました。
しかも、すごく若い女の人(女の子といってもよいくらい)


2009年に発売された「THE BEST」の初回特典?に
「唄い前夜」という小冊子が付いています。


THE BEST’03~’09

THE BEST’03~’09


安藤さんのデビューに至る経緯や、
家族のことなどを安藤さん自身が綴った
短い自伝のようなものですが、
私はこれを初めて読んだとき、
胸のあたりが「ぞわぞわ」っとしたのです。

この「ぞわぞわ」というのは、
うまく伝えられませんが、
「楽しい」とか「悲しい」とか
もちろん「気持ち悪い」
といったものとはちょっと違って、
一番近い感情は「不安」でしょうか。

高校の時の古文の先生が、
「感動」というのは、
文字通り「心が(物理的に)動く」ような状態であって、
英語でいうと「touched」、
つまり、心に直に触れられる状態をいうのだから、
本来決して気持ちの良い気分でも、
軽々しく頻繁に起きることでもないんだ
というような趣旨のことを言っていました。
(すごく若いイケメンなんですが、
お姉言葉で話すという強烈なキャラクターの先生でした)

私のいう「ぞわぞわ」が、
先生の言う本当の意味での「感動」なのかはよく分かりませんが、
安藤さんの書く文章には何かがあるのではないでしょうか。

おそらく(PNとかを使っていなければ)、
安藤さんがそれなりにまとまった量の文章を
公表したことはないと思いますが、
安藤さんが書かれたエッセイや小説なんかを
読んでみたいなぁと思う今日この頃。


T.