『グッドバイ』 安藤裕子第2章完結⁉︎


安藤さんの最新作『グッドバイ』が遂に発売されました。

グッド・バイ

グッド・バイ


まだ通して数回しか聴いていなくて、
最初の印象は聴き込むほど変わってくることが多いので
あまり当てになりませんが、一応現時点での感想を。

最初に思ったのは、「そう来たかぁ」という感じでした。
1曲目こそ、透明感のある歌声と独特の歌い回しが
『chronicle.』までの頃のいわゆる「ザ・安藤サウンド」を
深化させた感じで、これが「原点回帰」かと思いましたが、
2曲目以降は全く新たな方向性に感じました。

『chronicle.』の後ベスト盤が出て、『はじまりの唄』を経て
『JAPANESE POP』が出た時に、
私は安藤裕子第2章が始まったような感じを受けました。

そして、今回の『グッドバイ』は、
安藤さんが『JAPANESE POP』で狼煙を上げた
JAPANESE POPというものに対する
安藤さんなりの一つの答えのように感じました。

そして、だいぶ唐突ですが、
『JAPANESE POP』というタイトルから、
U2が『The Joshua Tree』でそれまでのサウンドを集大成し、
『Achtung Baby』でPOPミュージックに殴り込みをかけ、
『POP』で一つの答えを出した時を連想しました。

U2は『POP』の後『All That You Can't Leave Behind』で
まさに原点回帰、進化した原点回帰をして、
新たなステージに進んだわけですが、
安藤さんも、今作で安藤裕子第2章にgood-byeし、
新たなステージに進んで行くのでは、とか
勝手に想像しながら聴いています。

基本飽きっぽい私がここまで聴き続けている
安藤裕子という人の音楽を最後まで聴き届けられるといいなぁ。