安藤裕子音楽の楽しみ方 インストゥルメンタル


安藤さんの音楽というと、
やはりまずはあの特徴的な歌声が印象的で、
間違いなくそれが彼女の音楽の最大の魅力なのだが、
その一方で、あの歌声の強烈さ故に、
その他の部分を見逃しがちになったりしている気がする。

なので、たまにインストバージョンを聴くと、
その素晴らしさにはっとさせられることがある。

例えば、『TEXAS』のイントロや、
『ラフマベティ』のタップ?部分の使い方など。


TEXAS

TEXAS





インタビューで安藤さん自身もよく言っているように、
安藤さんの多くの楽曲は、
安藤さんとプロデューサーのアンディと
アレンジのもっさんの共同作業で成り立っている。

勝手な想像だが、
安藤さんという強烈な個性が生み出した原石を
多彩なジャンルの音楽に造形の深いアンディが磨き上げる方向性を示し、
音作りのスペシャリストであるもっさんが磨き上げて行く
という役割分担が思い浮かぶ。

そしてどれ一つかけても、
あの素晴らしい音楽は誕生しないのだなぁということが
インストバージョンを聴くことで改めて実感できる気がするのだ。

ということで、
インストゥルメンタルバージョン集とか出ないかなぁと思う今日この頃である。