音霊 安藤裕子×スキマスイッチ×桐嶋ノドカ

先日由比ヶ浜で開催された「音霊」に行ってきました。

東京から2時間弱、ドライブがてら車で行きましたが、
そこそこ道は混んでいたし、ナビに出ない道があったりと、
当初からちょっと波乱含み。

由比ヶ浜も、接近していた台風の影響か、
当日はものすごく風が強くて、
砂が大量に舞っていて、目も開けられないくらいでした。

音霊」は初めて参加しましたが、
海岸沿いの道路から砂浜に降りたすぐのところに、
黒い細長い小屋が建っていて、
ここがライブ会場。

思ったよりも小さいなという印象。

開園の1時間くらい前に着きましたが、
入り口には既に入場を待つ長蛇の列。

スタンディングのライブは基本的に後ろの方でゆったりと見たい派なので
列には並ばず、開園直前に入場することにして、海岸をお散歩していました。

途中、海岸をふらふらと歩いていた
安藤Dともっさんとすれ違いましたが、
当然向こうは気付きません(笑)


さて、ライブの方ですが、演奏順としては、
桐嶋ノドカさん→安藤さん→スキマスイッチ→セッション
だったようです。

ようです、というのは、諸事情により、
止む無く安藤さんの初回の演奏が終わったところで帰途に就いたからです。

最後にセッション的なものがあるのかどうなのかがよく分からなくて、
悩んだ末に途中で帰ってしまいました。

結果的にはとてももったいないことをしましたが、
仕方ありません。


ということで、桐嶋ノドカさんと安藤さんのソロパートしか見ていないのですが
簡単なレビューと感想を。


桐嶋ノドカさんは、どこかで聞いたことのある名前だなと思っていたら、
少し前に、デビュー前にもかかわらずドラマ主題歌に抜擢されたといって
話題になっていた方でした。



若さを活かした元気のあるヴォーカルと、
一聴して耳に残るキャッチ―な楽曲で、
当日は3曲だけの演奏でしたが、
もっと聴いてみたいと思わせる素晴らしい演奏でした。


桐嶋ノドカ set list>
01 ボーダーライン
02 キミのいない世界
03 Wahの歌


そして、機材セッティングのためのインターバルが20分くらいあってから、
安藤さんの登場です。

最近は割とフォーマル目のライブ衣装が多かった気がしますが、
海ということもあってか、
今日はデニム地のオーバーオールのようなものを着られていて、
カジュアルスタイルもとても素敵でした。

バンド構成は、不動のもっさんと、
久しぶりに戻ってきたタカシさんのギターです。

セットリストは、先日終了したアコースティックツアーをギュッと凝縮したように、
1曲目の「のうぜんかつら」に始まり、新曲2曲を挟んで、
「世界をかえるつもりはない」、そして最後は、「サイハテ」。

「のうぜんかつら」の演奏の時に少し緊張が感じられましたが、
あとはもういつも通り素晴らしい演奏でした。

特に新曲(「レガート」ではない方)と、「世界をかえるつもりはない」、は、
会場が拍手を一瞬忘れるほどの圧巻の演奏でした。

ちなみに、たらさんからタカシさんにギターが変わったことによって、
やはりロック色が多少薄れ、やさしい音になった気はしました。
もちろん、だからどうだとか、どちらが良いということではなくて、
どちらも良いというだけの話ですが(笑)

そして、今回の音霊での安藤さんパートの最大の目玉は、
スキマスイッチの「全力少年」を演奏したことです。
普段の安藤さんのライブでは見られないような、
手拍子と会場のグルーブ感が生まれて、
この日(安藤さんパートの中で)一番盛り上がっていました。

しかし、昔新木場のライブで
スピッツの「うめぼし」を演奏した時もそうでしたが、
ほかのアーティストの曲で一番盛り上がるというのは
ファンとしてはなかなか複雑な心境になるものですね。

ところで、桐嶋さんにせよ、スキマスイッチにせよ、
(私からすると)王道なPOPSと一緒に安藤さんの演奏を聴くと、
その唯一性というか、替えのきかなさ、みたいなものを強く感じました。
(もちろん桐嶋さんのファンにとっては桐嶋さんが、
スキマスイッチのファンにとってはスキマスイッチが。
one and onlyなんだと思います)


そして、そういったアーティストと巡り合えたということは、
とても幸せだったなと。

これからフェスが続いて、秋には映画が公開され、
プレミアムライブや、ベニーとのセッションがあったりと、
10周年だった昨年よりも盛りだくさんな気もしますが(笑)、
体に気を付けて頑張っていただきたいです。



There are simply two kinds of music,
good music and the other kind.

The only yardstick by which the result should be judged
is simply that of how it sounds.
If it sounds good it's successful
if it doesn't it has failed.

What we're all trying to create,
in one way or another,
is music.

Duke Ellington




安藤裕子 set list>
01 のうぜんかつら
02 新曲
03 全力少年
04 レガート
05 世界をかえるつもりはない
06 サイハテ


K.