安藤裕子×西本智実×日フィル クラシックのススメ


いよいよ来週に迫った公演。
非常に楽しみです。

そこで今回は予習も兼ねてクラシックのススメ。


新版 クラシックCDの名盤 (文春新書)

新版 クラシックCDの名盤 (文春新書)

新版 クラシックCDの名盤 演奏家篇 (文春新書)

新版 クラシックCDの名盤 演奏家篇 (文春新書)


指揮者、音楽評論家、東大卒の音響メーカー元役員の3人が、
ジャンル、作曲家、演奏家、指揮者ごとに、
自分が名盤と思うCDについて、
ときに意見が対立しながら熱く紹介している。

単純に読み物としても面白いとおもうので、
クラシックに普段縁のない人でも、
必ず何枚かは聞いて見たいと思うCDに出会える本。

参考までに、私の大好きなピアニスト、
ウラジミール・ホロヴィッツの項から
少し引用してみよう。

ホロヴィッツのピアノ演奏には、
限りない無邪気さと成熟し切った貴族趣味が
一切の矛盾もなく共存していた。
耳や心を飛び越え、じかに脳髄に到達する音!
その現実離れした強靭かつ多彩な音は、
聴く者の一切の思考を麻痺させる
不思議な魔力を持つ。(蘄島氏)


天才の中の天才、
しかし無教養。(宇野氏)


あれ以上に美しいピアノの音は
ミケランジェロとカサドシュ、
グルダそれぞれの最盛期以外、
耳にした覚えがない。(中野氏)

残念ながら西本さんは時期的に取り上げられていません。


しかし、クラシックって、うちに秘めた熱がすごいというか、
実は下手なRockよりよっぽどRockなので、
来週のコラボも熱いステージが期待できるのではないでしょうか。