安藤裕子が好きな音楽(2)−7 おおたえみり


おおたえみりのライブに行ってきた。

当日まで行こうかどうか迷ったが
仕事がちょうど良い時間に終わったので
ふらっと行ってみた。

やはりというか、
おおたえみりは、異能・天才・非凡だった。
(ただし、必ずしも良い意味とは限らないが。)

ライブ会場の、恵比寿天窓switchは、
椅子席50席程度、スタンディングと合わせて
100人も入れば満員の箱だが、
今日は80人前後きていただろうか。

メジャーデビュー直前の新人にしては少ない気もするが
彼女のライブが終わった途端にほとんどの客が帰っていたので
きていた人の多くは彼女目的だったのだろう。
(今日は彼女の他に、2人出演予定。)

花柄のような柄物の可愛らしいワンピースをきて
髪型も前髪を下ろしたガーリーな感じで、
PVやジャケ写とは一転非常に可愛らしい。
まるで人形のよう、
とはこういうことをいうのかという感じである。
胸も強調されてないし、
こちらの方が良いのではと思う。

入場してきた時は思ったより大柄だなと思ったが、
ライブ後に間近で見た時はやはり小柄だった。

一曲目に『集合体』を歌ったあと、
消え入りそうな声で、
『今日も・・・・・・・・・(長めの沈黙)
あまり理解しようと思わないでください』
と挨拶したのが面白かった。
会場からも多くの笑いが起きていた。

それと、彼女らしいなというか、
よく分からなかったのが、
『最近、集合体のPVが公開されました。
このPVのテーマ曲と言えるような曲が出来たので、
演りたいと思います。』
と言って、『女の絵本』という曲を演奏したこと。
PVのテーマ曲は、『集合体』では??と思ったが、
前にも書いたように、個人的には、PVと集合体は、
あまりマッチしていない気がしていたので、
本人もそう思っているのかな。

(追記)
『女の絵本』は今度出るDVDに収録されていることに気づく。
ということは、あのPVは、集合体という楽曲のPVというより、
集合体というDVD&CD作品全体のPVという位置付けなのかな。


全部で10曲前後、
40分くらいで今日のライブは終了した。

しかし、安藤さんも書いていたが、
現在公表されている音源や映像では、
彼女のもっているものの10分の1も表現されていない、
ということが実感できた。

表情、仕草、動き、
そしてなにより彼女の持つ雰囲気と合わせて
曲を聴いて始めて完成する感じである。

そういう意味で、彼女が商業ベースで成功するのは
非常に難しいのではないかと心配になってしまう。
逆に、商業ベースに乗せようとして、
大事なものが失われるのではという不安もある。

彼女のプロデューサーは、
非常に難しい仕事を抱えていることだろう。

いずれにせよ、未見の方は、
今のうちに是非一度生で観て見ることをお勧めします。


セカイの皆さんヘ/集合体(DVD+CDSingle)

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