良い音楽を聴くために（４）final audio design heaven c

今回はfinal audio designのheaven c。

final audio designは、あまり一般に馴染みがないとおもわれる
国産メーカであるが、その実力の高さには疑いがない。

自分が初めてfinal audio designの存在を知ったのは、
2年くらい前のaudio雑誌の付録に、
同社のイヤホンがついていたからだ。

雑誌の価格が2000円くらいだったので、
どうせ付録のイヤホンもおもちゃみたいなものだろうと
思って聞いて見たら、びっくり。
当時のウォークマンに付属していたイヤホンよりはるかに音が良い。

ちなみに、その付録を製品化したものは今でも手にはいる。

付録でこれなら製品版はどれだけすごいんだろうと思って
ずっと欲しかったが縁がなく、しばらく遠ざかっていたが、
先日量販店でたまたま試聴したheaven cがものすごく良かったので
衝動買いしてしまった。

このイヤホン、shureなどのモニター系に比べると
やや声に艶を足す感じのタイプであるが、
これが安藤さんの声に非常に合う。
『飛翔』のイントロ部分など鳥肌が立つほど美しい。
また、意外とロック系の音楽にも親和性が高く、
さらに凝った音作りをした曲もきちんと鳴らすだけの解像度もある。

とにかくお薦めである。