安藤裕子が好きな音楽(2)−4 おおたえみり


iTunesで配信されている
おおたえみりの残りのふたつ、
『あなたと私』『カーテン』を聴いて見た。

と言っても映像作品であるから文字どおり
「観た」という方が正確なのだが、
何というかそういう具体的な意味以上に
「観た」という感じがした。

何というかおおたえみりという才能は、
良い意味でも悪い意味でも、
音楽というカテゴリーには収まらないのではないか
という気がしてきた。

音源より映像、映像よりライブの方が
格段に良いであろうことが
容易に想像がつくのだ。


しかし、『あなたと私』を無料に、
つまり、もっとも多くの人の目に触れやすい
コンテンツに選んだのはどういうわけだろう?

相当贔屓目にみてもあのコンテンツは大衆向けとは言えないし、
iTunesのコメントを見ても分かるように、
むしろ批判的な目で見られやすい曲だろう。

あれを観て興味を失ったという人も相当数いるのではないか。

なにか勿体無いような気もするが、
あれを観てもついてこれる人のみで良い
というスタンスなのだろうか。