良い音楽を聴くために（２） Klipsh Image X-10

昔はイヤフォンに高いお金を出すのは
馬鹿らしいと思っていたが、
最近はwalkmanの音質向上が著しく
イヤフォンもそれなりのものを使わないと
本領が発揮されない。

家電量販店などで試聴を繰り返した結果、
現状で辿り着いた最高のイヤフォンの一つが
Klipsh（クリプシュ）のImage X-10である。

同機の特色は、暖かみのある艶っぽい音色。
いわゆるモニター型のイヤフォンのような
再現力には劣るのかもしれないが、
安藤さんの曲のように
シンプルに練られた音に
艶っぽい声が乗った曲にはぴったりである。

また、本体サイズが非常に小さく、
耳にピタッとはまるため、
装着感が良く、音漏れもほとんどしない。
唯一の欠点は、コードが少し長すぎるのと、
細いので、タッチノイズが結構ある点。
歩きながらやランニングにはあまり向かない。
なお、インピーダンスが結構高いので、
iPodで使用する時は注意。

このイヤフォンの良さを端的に感じるには
安藤裕子さんの『のうぜんかつら（無印）』の
イントロを聴いてみるのがお薦めである。

値段も、元々4万円くらいするものだが
何故かたまにAmazonなどで17000円くらいまで
下がっていることがあるので、
狙い目である。