安藤裕子 『人生お見舞い』 レビュー&セルフライナー
今回は、『人生お見舞い』。
Paxmaveiti [ ラフマベティ ] -君が僕にくれたもの-
- アーティスト: 安藤裕子
- 出版社/メーカー: カッティング・エッジ
- 発売日: 2009/11/25
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 63回
- この商品を含むブログ (32件) を見る
明るい曲調とは裏腹に、歌詞は一見とてもネガティブで、
『生まれつき』という言葉が何度も出てくる。
(そして、その後にはネガティブな単語が続く。)
でも、まるで宅録のデモ音源のように、
アコースティックギターだけをバックに、
安藤さんが優しく歌い、
後半では、スタッフ数人のコーラスと
安藤さんとスタッフの掛け合いが入ったほんわかした曲だ。
take1と2があるが、何となくtake1は安藤さん主導で、
take2は、スタッフ主導。
スタッフにコーラスを歌うように促して、
『歌うまでやめねーぞ!』と
男らしく(笑)のたまうのがtake1なら、
スタッフらしき人に、『(テープ)止めて!』と言われて、
子供みたいに『はい。。』と答えるのがtake2。
どちらも楽しい。
〈セルフライナー(word by 安藤裕子)〉
これは、すごく消極的ではあるけど、大きなテーマで。
救いがないんだけど、一番優しい曲だなと思っています。
「がんばれば大丈夫」、「夢は叶うさ」という言葉で、
余計に苦しめられる人達もいると思うんですよね。
テレビとか街とかに流される風潮の中で、
頑張れない自分をせめて、潰れていく人がいる。
夢を持つのは大事だけど、
疲れて動けないときも当たり前にあるってことを受け入れないといけなくて。
前に進めないから「ええい、もう死んじゃえ」「ええい、もう人刺しちゃえ」
とかそういうことじゃなくて。
「前に進めない時だって、そりゃあるんだよ、ハハハハ」って
笑い飛ばせる方がいいなって思ってて。
だから、にっちもさっちもいかなくなった時に、
1人ででっかい声でこの曲を歌ってたら、
なんか笑えてくるってふうにならないかな、と思って、作りました。
安藤裕子 『よいこのクルマ』レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『yuyake』レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『サリー(アルバム)』レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『パラレル』レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『問うてる』レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『creamy logic』レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『TEXAS』レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『のうぜんかつら』レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『海原の月』 レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『隣人に光が差すとき』レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『ドラマチックレコード』 レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『Paxmaveitiラフマベティ-君が僕にくれたもの-』 レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『はじまりの唄』 レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『雨月』 レビュー&セルフライナー
安藤裕子 『サリー』 レビュー&セルフライナー